自作VST octMASTER完成。SynthEdit
2010-12-24|SynthEdit制作

SynthEditで作ったVST
octMASTERが完成しました。
何日か前まで上下2オクターブのオクターバーだけにしようと思っていましたが、オクターバーはもともとファズの要素があるのでFUZZを出力することにしました。
回路を説明します。
まず、2つに別れて、ひとつがクリーンのまま増幅されて出力につながるものと、
もうひとつがオクターブ音をつくる回路です。
オクターブ音をつくる回路に入る前に適した音にするためFUZZ回路で矩形波にします。
MultiplyとVCAで200倍に増幅してハイパスとローパスを透してダウンロードしたBadHeadモジュールで歪ませてクリッパー回路で上5V、下-5Vにしてオクターバー回路で扱いやすい電圧にします。
BadHeadには、ある電圧以下だと機能しない(無音)状態にするスイッチがついています。これをオクターバーのゲートとして利用しました。
ここからは、大きく分けて3つの系統にわかれて、ここまでのFUZZ回路を利用したFUZZ出力回路、バイナリーカウンターを使った下の2オクターブを作る回路、前に作ったoctfuzzの回路を簡略化して応用して上2オクターブを作る回路です。これらが並列で進んでいきます。
FUZZ出力回路は、オンオフスイッチをつけてハイパスで音を微調整してクリッパー回路でファズらしい音にします。上0.6V下-0.6VにしてVCAでボリュームを付けました。
5Vにした矩形波をバイナリーカウンターに通すと、B0とB1から1オクターブ下と2オクターブ下が出力されます。音量を抑えるためそれぞれクリッパー回路上0.6V下-0.6Vにして、オンオフスイッチつけてVCAでボリュームコントロールします。
オクターブ上の回路の説明は省略します。
これら5パートをまとめてローパスでTONE回路を作って、Multiplyで軽く増幅してハイパスしてクリッパー回路で±5Vで音量を整えて軽くローパスして、
次VCAでマスターボリュームを付けました。一番最初に分かれたクリーンを増幅したものも、ここにつながっています。
見た目のこだわりは、FUZZのスイッチを入れると真空管が光る仕掛けにしました。Knobmanで作りました。
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