自作VST VHamp SynthEdit
2010-12-15|SynthEdit制作


SynthEditで作った
ギターアンプ2台目
VHampを紹介します。
最初に作ったギターアンプの
CRUNCH MASTERの改良バージョンで主に、トーン回路の見直しと歪み方にこだわってみました。
回路の流れは、
おおざっぱに書くと、まず非対象クリッパーのオーバードライブのあとにクランチ程度のプリアンプに入り、(ここからが大きく前とは違う)アクティブ的なトーン回路を通って超低域と超高域をブーストして出力しています。
名前の通り初期のVH(ヴァン・ヘイレン)を意識しました。
回路の流れを細かく書きます。
まず、ブースターから、中身はハイパスでローカットしてダウンロードしたオーバードライブBADHeadモジュールをつなげて(後からいじれるようにつまみを細かくつけてます。)クリッパー回路で、上が3.5Vで下が-1.8Vで少し強めにクリップさせて、トーン回路でハイカットしています。ブースターはスイッチでON、OFF出来ます。
プリアンプに入っていきます。歪みに入る前にハイカットとローカットのトーン回路を付けて、ダウンロードしたsc:SoftDriveモジュールを通って、3バンドのトーン回路を作って、それぞれVCAでブーストして特にMIDが癖があってMoogFilterを使っています。音の感じが変なのでMIDはもう少し改良した方がいいかなと思っています。もうひとつの流れで歪みモジュールの後、超低周波を取り出して相当VCAでブーストしています。超高周波も同じようにしています。VCAでマスターボリュームを付けて、そのあと直列に2つ、有害な超低周波を取り除くためにハイパスを付けて出力しています。
実際の音ですが、
基本的にドンシャリ型でミッドの凹み1Khz辺りからくらべるとローのピーク150Hzは25dBぐらい音量が大きく、ハイのピーク3Khzは20dBぐらい音量が上がっています。2Khzと5Khz辺りにも15dBのピークがあって現代的な歪みではありませんが、80年、90年代的な良い歪みだと思います。
チェックの時は、前に作ったギターアンプの時と同じで、VHampとLecabでフリーのインパルスレスポンスのみでチェックしました。
このVHampだけで十分な歪みは得られますが、手前に少しブースターがあっても良いかなという気もします。
CRUNCH MASTERにくらべて低音弦でザクザク、リフを刻むような弾き方もやりやすいです。
このVHampを使った音源をYouTubeにアップロードする予定です。
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